夜な夜なここにたどり着いた、若ハゲで悩む君へ
若ハゲで悩んで夜な夜なネット検索した結果ここにたどり着いた君だろう。
僕もそうだった。夜眠れず、むくりと起きて鏡の前で生え際を見て落ち込んだ。
なんで、なんで自分だけこんなことで悩まないといけないんだと。
19歳だった。
髪は自分で切っていた。
美容室なんて恥ずかしくて行けなかった。(←今でも美容室は行ってないが。)
1ヶ月に1回は黒染めしていた。少しでも毛量を多く見せたくて。
ずっと悩んできた。
もっと前からもだ。
中学、高校と学生時代は先輩たちからハゲをいじられた。
大学に入っても、夏はキャップ、冬はニット帽とほとんど帽子をかぶっていた。
海にも、プールにも行きたかったが行けなかった。
友達からの誘いも断ってきた。
リア充達から隠れるように、コソコソと過ごした。
ゼミの飲み会でスマホの写真フォルダを見られ、自分の生え際画像フォルダを
晒されたこともある。(これは事故だが。)
どうにかこうにか就職もでき、まず僕は美容外科に行った。
初めての高額な出費は、ハーグ療法という毛髪再生治療だった。
50万。3年ローンを組んだ。
就職して早速借金を背負った。
まったく効果が無かった。これについてはいつかそのクリニックの院長となんかしらの決着をつけたいと思っている。(めっちゃイケメンだったぞこのヤロウ)
2年後。24歳になった僕はローンがまだ完済していないのに、僕はまた違う美容外科に足を踏み入れた。
ミノキシジル注射の治療を受けた。これは30万くらいだった。
稼ぎは普通のサラリーマン。当然またローンを組んだ。
これもほとんど効果を感じられなかった。
今思えばどうかしてる。しかしこの時は悩み過ぎてた。仕方なかった。
2つのローンで日々はかつかつ。
スーパーのチキンラーメンの棚は、僕一人で回転させていた。(卵2個入れて食うとめっちゃうまい)
それからは過去の記事も書いているように
色々試した。フィンペシア、ミノタブ、フィンカー、デュタステリド。
試行錯誤の末、末期の薄毛だった大学生時代よりはだいぶ回復している。
20歳のころより28歳の今の方がマシという奇跡。
もう髪を自分で切ったりしていない。黒染めしたりもしていない。
なんとかここまでたどり着いた。
僕は、今20歳のころより悩んではいない。それは、薄毛がましになったことだけが理由じゃない。
今でも到底どフサではない。
年を重ねたからだ。
若いほどハゲは辛い。辛すぎる。
ハゲにしか、ハゲの気持ちはわからない。
こうやって、ハゲハゲ言うのすら、この単語を出すことも聞くことすらも本当は嫌なんだけども。
だから夜中にこれを見てる君よ。きっと大丈夫。根拠はないが、大丈夫。
君はきっと優しいやつだ。信頼できる友達もいるだろう。(←いなかったらごめん)
もう寝たほうがいい。悩んで起きていても仕方がないからだ。
僕らはスマホ民族だ。けどスマホばかり見ていたら寝つきが悪くなるらしい。
だから本を読むといい。
僕は今、村上龍の本を読んでいる。
会社の人から薦められて読んでいる。
死ぬほどつまらん。その代わり眠くなる。
うん、いい本だ。
夜は悩まず寝た方がいい!そんな話でした!
これ聴きながら寝たらめっっちゃ寝つきよかったのでお勧めです。