がんばれ若ハゲリーマン!〜16歳から始まった死ぬまで続く戦い〜

ハゲ対策・育毛活動を軸に色々書いていきますよっと。

気が遣えない後輩を見て思ったこと

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今年入社した新入社員の男の子の話。

 

僕の職場の後輩は気が遣えない。

 

飲みの席でも率先して動こうとしないし、職場において

ちょっとした雑用を先輩たちがしているのを見ても動こうとはしない。

 

言われたことはちゃんとやるし、敬語もちゃんと使えるんだけど、まったく体育会系で育ってきていないことが影響しているのか縦の上下関係を全く意に介さないのである。

 

僕は小中高大と体育会系の部活動をしてきた。

上下関係は体に染みついている。

 

なんの思考も働かせずに、反射でこの後輩と向き合っていたら

「お前、ちゃんとやれやーー!!」

と秒で怒鳴りつけてしまうだろう。

 

ただ、大人になりサラリーマンしてかれこれ7年経った今、僕は後輩の気遣いできていないそれを見ても怒りもしないし、注意もしない。

やってくれと指示もしない。

 

ただただ、不思議に思い、そして「こいつすげえ」とさえ思う。

 

こいつは人への関心があるのかないのかは知らんが、ほとんど表に出さない。

会話していても基本的に人への質問が少ないのだ。

 

他者からの承認まったくこいつ必要としてなくね!?

って思うのである。

先輩からみとめられたい、上司から褒められたい、同僚から好かれたい。

こういった欲求がなさそうなのだ。

 

先日、何気なくこいつに質問してみた。

 

「子供の頃夢とかあった?」

 

ほんと会話の中での何気ない質問である。

 

そしたら2秒の間をおいてこいつはこう答えたのだった。

 

「サラリーマンになることでしたね。子供の頃の夢。」

 

dream come true 。おめでとう。

 

夢すらまともに語れない僕と、若干22歳で夢をかなえているこいつ。

人からの承認をもとめないこいつ。

どちらが幸せなのかは一目瞭然だ。

 

サラリーマンは長き戦いだ。40年は働くのだ。

 

気合を入れすぎて、最初は結果を出すがその後不満を抱き、もしくは自分の理想と現実のはざまに押しつぶされ会社を辞めていった有望な若手もたくさんいた。

 

こいつは走り続けられる気がする。ゆっくりなペースだろうけど。

 

温かく見守ってやりたい。

 

そして僕も考えていた。

「先輩の夢はなんですか?」って聞かれたら

なんて答えようかと。

 

心配することはなかった。

そいつは僕に質問を返すことなくスマホに目を戻したのだった。

 

 

今週もお疲れ様でした。